5Gって何?
何が変わる?
どんなことが期待できるかを簡単にまとめましたので、興味がある方は読んでみてください。
本当にザックリと整理したので解釈の違いもあるかもしれませんが、参考になれば嬉しいです。
下記の様な方に参考になると思います。
5Gについて興味がある方。
「5G」言葉は知っているけどいまいち整理できてないという方
1、5Gとは?Gって何ですか?
5Gとは「5th Generation」の略で、通信技術の「第5世代」という意味です。
ですので当然1G・2G・3G・4Gがあります。
【5Gの3つの特徴】
①高速で大きな容量の通信ができること
②超低遅延の通信ができること
③多数の機器に同時に接続ができること
2,1G・2G・3G・4Gの簡単な概要
下記参照ください。
1G→「1th Generation(第1世代)」
1980年代から始まった、アナログ無線による通信規格
自動車電話・ショルダーフォンなど、固定電話でなく持ち運べるようになった電話の時代の規格です。
バブル時代のイメージが強いですね。
2G→「2th Generation(第2世代)」
1990年代から始まった、メールなどに対応したデジタルの通信規格
今で言うガラケーの始まりで、携帯電話の種類でP(Panasonic社製)とかF(富士通製)とかあったのを覚えている方もいると思います。
ちなみな1999年から「i-mode」が始まっています。
3G→「3th Generation(第3世代)」
2000年代から始まった、世界標準となった高速通信規格
この時から携帯電話で何かを調べたり出来るようになったり、写メ-ルの画質が少しづつ上がり始めたころです。
2008年にiPhone3Gが発売されました。
何かっていうと携帯で写真撮ってましたよ。
4G→「4th Generation(第4世代)」
2010年代から始まった、 100Mbps~1Gbpsの高速化通信規格
iPhoneの台頭をきっかけに携帯電話からスマートフォンという認識に変わって、様々なスマートフォンが各社から発売されました。
「写真を送る」から「動画を送る」が当たり前のようになり、SNSの進化も進みコミュニケーションの取り方も変化してきました。
2015年頃からはYouTubeがこれまで以上に盛り上がってきた印象です。
今現在(2021年)のメインが4Gですね。
3、5Gで変わるサービス
「IoT(Internet of things)」(様々な物がインターネットに繋がるという意味)が進み、冷蔵庫や掃除機、車、家等々の管理や状況把握も常時出来るようになったり、これまで買い切りで使っていたソフトウェアが、月額制のサービスに切り替わるようなことが進むと言われています。
ちなみにこれはSoftware as a Serviceと言われてたりします。
商品としてのソフトウェアからサービスとしてのソフトウェアという感じでしょうか。
近い言葉でMobility as a Serviceという言葉があります。
これはサービスとしての車(乗り物・移動手段)という意味合いで、これまで車(乗り物・移動手段)は各メーカーが一般消費者に対し、商品として売っていましたが、これからは月額制のサービスとして提供することを意味し、自動車メーカーのあり方が大きく変わることを意味しているように感じます。
実際に2018で、トヨタ自動車・豊田章男社長は「クルマ会社を超え、人々のさまざまな移動を助ける会社、モビリティカンパニーへと変革することを決意しました」と宣言しています。
4、5Gで期待される産業
以下5つの産業で技術利用の期待が高まっています。
■動画
5Gの通信速度は、現行4Gの約100倍と言われており、目安では、2時間程度の映画を5Gだと約3秒でダウンロードできてしまうほどの速さになると言われています。
YouTubeの動画のクオリティも上がり、現行のテレビ番組と比べても遜色無いコンテンツになりそうです。
もうすでに、テレビよりもYouTube見てる時間の方が長いという方も多いかもしれませんね。
■自動車(自動運転)
5Gの3つの特徴「高速大容量・超低遅延・多数同時接続」が車の自動運転を可能にすると言われており、この技術の進化は加速度的に進んでいます。
車を所有して運転する社会ではなく、月額数万円で自動運転車乗り放題になれば、車の台数が減り、駐車場が減り、運転免許証の取得率も下がりそうですね。
実は俺「手動運転の免許取ったんだー」
「えっ 珍しいね危なくない?」
なんて会話があり得るかもしれませんね。
■VR/AR
この技術も進化しています。
AR技術で、遠くにいる相手とも目の前にいるような感覚で話が出来るようになるでしょう。
まるでSFの世界のようです。
■スポーツ及びコンサート等の鑑賞
5Gの大容量・超低遅延の特徴を活かした「マルチアングル機能」を利用すれば、観客席での試合観戦をしながら、手元のスマートフォンで多視点の試合映像をほぼリアルタイムで楽しむことができるようになります。
実際にサッカーの試合で利用されています。
現時点でこれだけ進んでいますので、これからもっと楽しみ方の幅が広がることが期待できますね。
■医療
医療分野で特に期待されているのが、遠隔地から医者が手術をできる「遠隔手術」ではないでしょうか。
超低遅延の特徴が無ければ不可能な技術だと思います。
手術中に、通信が一時停止したら怖いですもんね。
■ゲーム
大容量・超低遅延でストレスなくゲームを進められることはもちろんですが、多数同時接続を実現できれば、これまでにない大きなイベント開催が出来るので、楽しみ方の幅が広がることが期待できますね。
e-sportsの分野で広がりを見せる可能性が高そうですね。
5、5G時代の4種の神器はこれです
5G時代の4種の神器は
「IoT」「クラウド」「ブロックチェーン」「AI」
です。
IoT→情報を集める
クラウド→情報を貯める
ブロックチェーン→情報を管理する
AI→情報を分析する
上記4つの技術は全て繋がっていて、私たちの暮らしを一変させると考えられております。
総称して5G時代の「四種の神器」と呼ばれています。
6,まとめ
1G→2G→3G→4G→5Gという流れで、モバイルネットワークは約10年のサイクルでアップデートされております。
各世代の通信技術は、始まりから5年で浸透し、10年を迎える前には当たり前のように日常に溶け込み、次の世代が始まるという流れではないでしょうか。
通信技術の発展が、どのような利便性を生活にもたらしてくれるか今後も楽しみですね。